謹賀新年(2022/01/01)

明けましておめでとうございます。

旧年中は関係各所に色々とご支援頂き、大変お世話になりました。
本年も宇都宮大学古神研究室 & 清水研究室をよろしくお願いいたします。

昨年度も厳しい社会情勢が続く中、オンラインとオンサイトを併用した研究活動を続けてまいりました。
本年も引き続き、ハイブリッド技術を活用し、より多くの研究成果を学内外へ発信できるように、研究室一同邁進していきます。

2022年 元旦
研究室一同

電気学会 電子デバイス研究会 (2021/12/23)

Microsoft Teamsによるオンライン開催された電気学会電子デバイス研究会(協賛: 電気学会 5G/Beyond 5G時代の電磁波の革新的高度応用技術調査専門委員会)にて、清水研究室 が「大口径試料挿入孔を持つ50GHz帯TM010モード空洞共振器を用いた高誘電率丸棒材料の複素誘電率測定」と題した研究成果発表を行いました。

発表者のM2 林さんは、これまでの発表5回全てがオンラインということもあり、とても落ち着いた発表・質疑が出来ていました。

また、林さんが、昨年度の発表に対して、今年度8月に受賞した「2020年電子・情報・システム部門 技術委員会奨励賞」の授与式も行って頂きました。

MWE 2021 大学展示(2021/11/24-26)

2019 Microwave Workshops & Exhibition (MWE 2021)(2021年11月24日(水)~26日(金)の3日間、パシフィコ横浜)の大学展示コーナーに古神研究室と清水研究室がそれぞれ出展しました。
日頃の研究成果(マイクロ波・ミリ波材料定数測定、ミリ波受動回路等)をポスターパネルで展示しました。
なお、清水研メンバーは、学生説明員として現地に赴き、ポスター説明や中華街探索に励みました。

3日間の説明員達の記念撮影です。

卒業生達も何人か顔を出してくれたようです。ありがとうございます。

電子情報通信学会マイクロ波研究会(2021/11/18-19)

鹿児島大学 工学部電気電子工学棟1F電気電子会議室 で開催された電子情報通信学会11月マイクロ波研究会にて、清水研 M2 森田さんが「3Dプリンタ製2.4GHz帯空洞共振器を用いた誘電体平板の複素誘電率測定に関する検討」と題して、研究成果の発表を行いました。

森田さんは、3回目の学会発表でしたが、学外での対面発表は初体験でした。
相変わらず、本番をピークにもってくる調整具合でしたが、比較的安心して聴講できる立派な発表でした。

Smart City Conference 2021 (2021/03/26-27)

オンライン形式で開催されたSmart City Conference 2021 にて、清水研M1 林さんが研究成果のポスター発表を行いました。林さんは今年度3回目のオンライン学外発表です。

Smart City Conference 2021では、インド、マレーシア、カザフスタン、日本の4か国からの参加者でSmart Cityに関連した最新技術や研究成果が発表されました。

M1 林さん

今回のオンライン形式のポスター発表では、事前録画のビデオとGoogle Meetを使ったリアルタイムの質疑応答という構成でした。ビデオの準備は何とかなった(?)ようですが、質疑応答が大変だったようです。もう少し英語が喋れるようになろうとの感想を持ったようです。

お疲れ様でした。

OB (2020年度卒業・修了等)

梅村 創大 Soudai Umehara
修了年度: 2020年度 修士課程修了
所属研究室: 古神研究室
卒業論文題目: TE111モード円筒空洞共振器を用いた薄型材料の複素誘電率測定に関する実験的検討
修士学位論文: TE111モード円筒空洞共振器を用いたミリ波複素誘電率評価法に関する研究

滝口 昌史 Masashi Takiguchi
修了年度: 2020年度 修士課程修了
所属研究室: 古神研究室
卒業論文題目: 3Dプリンタで製作したマイクロストリップ線路の特性評価に関する検討
修士学位論文: 3Dプリンタで出力された不均一誘電体基板を用いたマイクロ波平面回路に関する研究

米田 尚時 Naotoki Yoneta
修了年度: 2020年度 修士課程修了
所属研究室: 古神研究室
卒業論文題目: 円筒空洞共振器法による薄形誘電体試料のミリ波複素誘電率測定
修士学位論文: 可変短絡板形円筒空洞共振器を用いた薄形基板のミリ波複素誘電率測定法に関する研究

伊藤 圭佑 Keisuke Itoh
修了年度: 2020年度 修士課程修了
所属研究室: 古神研究室
卒業論文題目: アクティブミラーによる高繰り返し高平均出力レーザーに関する研究 (東口研究室)
修士学位論文: ミリ波回路基板用薄形誘電体フィルムの膜厚測定に関する研究

金乙 翔大 Syouta Kanaoto
修了年度: 2020年度 修士課程修了
所属研究室: 清水研究室
卒業論文題目: 高温超電導体を用いた共平面形ミリ波高Q共振器に関する検討
修士学位論文: ⾼温超電導Hスロット共振器を⽤いたミリ波バンドパスフィルタに関する研究
受賞歴: 2020年度 成績優秀者表彰

木村 泰希 Taiki Kimura
修了年度: 2020年度 修士課程修了
所属研究室: 清水研究室
卒業論文題目: 材料評価用サブTHz帯円筒空洞共振器に関する検討
修士学位論文: 円筒空洞共振器を用いた薄型誘電体材料のミリ波・サブTHz波帯評価法に関する研究
受賞歴: 電子情報通信学会 2019 Thailand-Japan Microwave Young Researcher Best Presentation Award
令和元年度宇都宮大学 学生表彰

高橋 風馬 Fuuma Takahashi
卒業年度: 2020年度 学部卒業
所属研究室: 古神研究室
卒業論文題目: 平衡型円板共振器法による誘電体シート材の複素誘電率測定に関する基礎的検討

本田 大貴 Daiki Honda
卒業年度: 2020年度 学部卒業
所属研究室: 古神研究室
卒業論文題目: Pythonによる透過型共振器の共振特性測定支援ソフトウエアの開発

齋藤 悠人 Yuuto Saito
卒業年度: 2020年度 学部卒業
所属研究室: 清水研究室
卒業論文題目: MSL線路の減衰定数と粗さパラメータに関する実験的検討

森 勇樹 Yuuki Mori
卒業年度: 2020年度 学部卒業
所属研究室: 清水研究室
卒業論文題目: 2誘電体共振器法用サファイア円柱に関する実験的検討

電子情報通信学会マイクロ波研究会(2021/03/05)


Web Exによるオンライン形式で開催された電子情報通信学会3月マイクロ波研究会にて、「円筒空洞共振器法を用いた薄型誘電体フィルムの高能率温度依存性評価に関する検討」と題して、研究成果発表をM2 木村さんが行いました。

木村さんは、4回目の学会発表です。なお、オンライン形式での学会発表は初めてですが、修論発表もオンライン発表でしたので、手慣れたものでした。3年間の研究成果をしっかりとまとめて発表できていたように感じました。
他分野の先生方から質問に戸惑いながらも何とか対応していました。

お疲れ様でした。

2021年度

  1. 平山直樹, 吉川博道, 中山明, 清水隆志, 古神義則, “PTFEを装荷した平衡形円板共振器を用いたマイクロ波・ミリ波帯における中損失基板の厚み方向複素誘電率測定,” 電気学会論文誌C, vol. 141, no. 8 , pp. 842-850, Aug. 2021.
  2. 清水隆志, 國府田将也, 平野勇作, 古神義則, “2誘電体円柱共振器法を用いたAdditive manufacturing 向け導電性材料の実効導電率評価,” 電気学会論文誌C, vol. 141, no. 8 , pp. 915-916, Aug. 2021.
  3. 林拓矢, 清水隆志, “小径誘電体用TM010モード空洞共振器を用いた複素誘電率の高効率測定,” 第2回 宇都宮大学コラボレーション・フェア, 院-13, Sept. 2021.
  4. 森田雄介, 清水隆志,“3Dプリンタ製2.4GHz帯空洞共振器を用いた誘電体平板の複素誘電率測定に関する検討,” 信学技報, vol. 121, no. 254, MW2021-76, pp. 52-57, Nov. 2021.
  5. 河合正, 清水隆志, 須賀良介, “マイクロ波伝送線路接続の基本と実際,” MWE 2021 Microwave Workshop Digest, WE4B, Nov. 2021.
  6. Takashi Shimizu, Kouhei Takahagi, Kazuaki Ebisawa, Yoshinori Kogami, “Complex Permittivity and Uncertainty Evaluations for an Ultra Thin Photosensitive Insulator Film Using a Millimeter Wave Circular Cavity Resonator,” 2021 Asia Pacific Microwave Conference Proceedings, pp. S3-10-2, Dec. 2021.
  7. Takashi Shimizu, Takuya Hayashi, Yoshinori Kogami, “Complex Permittivity Measurement for Thin Dielectric Rods With High Permittivity Using a 50 GHz Band TM010 Mode Cavity,” 2021 Asia Pacific Microwave Conference Proceedings, pp. S3-10-3, Dec. 2021.
  8. 林拓矢, 清水隆志, “大口径試料挿入孔を持つ50GHz帯TM010モード空洞共振器を用いた高誘電率丸棒材料の複素誘電率測定,” 電気学会研究会資料, EDD-21-061, pp. 9-14, Dec. 2021.
  9. 林拓矢, 古神義則, 清水隆志, “50GHz帯TM010モード空洞共振器を用いた細丸棒誘電体の高効率複素誘電率測定,” 電気学会論文誌C, vol. 142, no. 1, pp. 40-45, Jan. 2022.
  10. 山口聡之, 古神義則, “ウィスパリングギャラリーモード共振器を用いた誘電体シートのミリ波特性評価に関する研究,” 2021年度(第12回)電気学会東京支部 栃木・群馬支所合同研究発表会, Mar. 2022.
  11. 渡邉開, 古神義則, “誘電体シートを装荷した誘電体円板共振器の厳密電磁界解析に関する研究,” 2021年度(第12回)電気学会東京支部 栃木・群馬支所合同研究発表会, Mar. 2022.
  12. 林拓矢, 清水隆志, “試料挿入孔径の異なるTM010モード空洞共振器を用いた高周波向け熱可塑性樹脂のミリ波複素誘電率測定,” 信学技報, vol. 121, no. 400, MW2021-137, pp.146-151, Mar. 2022.
  13. 長谷修治, 清水隆志, “36GHz帯空洞共振器を用いた複素誘電率の湿度依存性評価手法の検討,” 信学技報, vol. 121, no. 400, MW2021-138, pp. 152-155, Mar. 2022.
  14. 長谷修治, 清水隆志, “36GHz帯空洞共振器を用いたポリイミドフィルムの湿度依存性測定,” 電子情報通信学会 東京支部学生会 第27回研究発表会, no. 86 , Mar. 2022.
  15. 平山直樹, 吉川博道, 中山明, 清水隆志, 古神義則, “湾曲した矩形空洞共振器を用いた準マイクロ波帯の複素誘電率測定, 2022電子情報通信学会総合大会, C-2-21, p. 38, Mar. 2022.
  16. 清水隆志, 森田雄介, 林拓矢, “ICTイノベーションを支援する高周波材料評価技術の最新動向,” 令和4年電気学会全国大会, S12-2, pp. S12(5)-S12(6), Mar. 2022.

2020年度


■ 修士学位論文

梅村 創大TE111モード円筒空洞共振器を⽤いたミリ波複素誘電率評価⼿法に関する研究古神研
滝口 昌史3Dプリンタで出.された不均一誘電体基板を用いた
マイクロ波平.回路に関する研究
古神研
米田 尚時可変短絡板形円筒空洞共振器を⽤いた
薄形基板のミリ波複素誘電率測定法に関する研究
古神研
伊藤 圭佑ミリ波回路基板⽤薄形誘電体フィルムの膜厚測定に関する研究古神研
⾦乙 翔大⾼温超電導Hスロット共振器を⽤いたミリ波バンドパスフィルタに関する研究清水研
木村 泰希円筒空洞共振器を⽤いた薄型誘電体材料の
ミリ波・サブTHz波帯評価法に関する研究
清水研

■ 卒業論文

大島 尚己同軸プローブ法を用いた血糖値評価に関する基礎的検討古神研
笠倉 佑真グルコース水溶液評価用誘電体装荷TM010モード空洞共振器に関する検討古神研
田角 心方形空洞共振器を用いたグルコース水溶液の誘電率測定に関する研究古神研
高橋 風馬平衡型円板共振器法による誘電体シート材の複素誘電率測定に関する基礎的検討古神研
本田 大貴Pythonによる透過型共振器の共振特性測定支援ソフトウエアの開発古神研
齋藤 悠人MSL線路の減衰定数と粗さパラメータに関する実験的検討清水研
長谷 修治50GHz帯共振器を用いた3Dプリンタ用樹脂測定に関する基礎検討清水研
森 勇樹2誘電体共振器法用サファイア円柱に関する実験的検討清水研

卒業研究発表会(2021/02/10)

2020年度卒業研究発表会が行われました。
古神研究室の大島さん、笠倉さん、高橋さん、田角さん、本田さん、清水研究室の齋藤さん、長谷さん、森さんの計8名が学士号取得のために、1年間の卒業研究成果をオンライン発表しました。

コロナ禍により、研究室に通うことも難しい中、素敵な卒業研究の成果が披露されていました。
発表での質疑応答で明確になった課題などを踏まえて、卒業論文の完成を目指してください。

お疲れさまでした。